mitsu2019

映画に関する感想などで御座います。

来る

アレが来るううううう、、

 

来る!って映画を鑑賞。来る?なにが?それが最後まで分からないという、ホラーテイストエンタメ映画。原作は「ぼぎわんが、来る」っていう長編ホラー小説。日本古来の伝統言い伝え、間引きとか姥捨てとか、そんなものの存在。ちょっと横溝正史入ってるのか、そういうの結構好きでつい鑑賞です。

 

 

しかしながらこの映画、一切の前情報や思い込みは無し、怖い映画を期待して鑑賞せぬよう願います。なにせ中島監督ぶっ飛ばします。ばんばんと矢継ぎ早で進行。知らない人と始めて乗るアトラクションでブレーキが故障したみたいな感覚でしょうか。

 

 

 

 

妻夫木聡演じる、偽りの良きパパでイクメンブロガーが、幼少期に失踪した幼馴染に言われた言葉「あなたも、ぼぎわんにさらわれる」というトラウマを抱えながら、大人になり結婚し子を儲け幸せに暮らしているが、愛娘が触媒となって、伝承の妖怪が妻夫木一家を襲う。助けを求めたオカルトライターに紹介された霊能者たちを巻き込んで得体の知れぬ「何か」との攻防が始まる・・・

 

 

まあ、簡単なあらすじですが、話はこの偽善イクメンパパ目線、その妻の目線、オカルトライターの目線の三部構成で描かれ、変わったムービーとなっております。完全に賛否両論な映画ですが、僕は面白かった。原作が良さそうなので、作り方はもっとあると思います。ハリウッドなら、韓国なら、イタリアならどんな風に作るんだろう、なんて想像するのも面白いけど、最強霊能者演ずる松たか子が良かった。

 

 

日本に限らず世界の古来からある伝え話。人間の業に絡んだもの多し。そんな事すると○○が来ちゃうぞ~って言うような。罰当たりも、因果応報も、自然界の法則か。